法務が転職前に必ず読むべき!特にロー卒におすすめ書籍!

法務の転職

こんばんは。
今年も残りわずか、いかがお過ごしですか。

新年、心を一新して業務に励むため、自分の能力の棚卸をしている方もいるのではないでしょうか。
冬休みは業務もなく実体験がかけないので、引き続き転職関連の記事を書きます。
今回は、私と同じくロースクール卒業生を対象におすすめ書籍のレビューです。

法務として転職する際、情報的なハードルが高いのは、法学部からロースクールに入って、法曹のみをひたすら目指していた人ではないでしょうか。ぶっちゃけまともな就活セミナーを受けずに、司法試験に合格しなかったから就活して、受かった会社に拾ってもらった方も多いのではないでしょうか。
今になって後悔したり、転職について悩んで裁判事務官等の公務員試験を並行して受けたりしている人もたくさんいると思います。

そんな方に以下の書籍をお勧めします。
ぜひぜひ以下のリンクから手にとって見てね!(ゲス顔)

おすすめ理由は3ポイント

  1. 自分が「ToDo型」か、「Being型」か考えるきっかけになる
  2. 自分の「ラベルの付け方」が重要だと知ることができる
  3. キャリア志向、大手志向を改めるきっかけになる

ToDo型とBeing型

まずは1について、みなさんはToDo型ですか、それともBeing型ですか?

簡単に説明すると、それぞれの型は次の通りです。
ToDo型=人生の目標に向かって何かを成し遂げるため行動する人
Being型=何か成し遂げるよりも、楽しく豊かに生きることを目標とする人
司法試験が目標であったロー生には、自分のことをToDo型だと思っている人も多いかと思いますが、実は違います。
世の中の人間の9割はBeing型といわれています。

ロースクールに入ったから司法試験に受からなければならない、と思い込んでいる人もいますが、実はそれは楽しく豊かに生きるためのツールにすぎないことがほとんどではないかなと思います。
日常生活の充実を求めるBeing型の人間が、目標に縛られ、いわば「司法試験の呪い」にかかった状況で生きていくのはそれだけでしんどいです。
結局、就職しても司法試験に合格できなかった事実や、司法試験に合格した友人の影と戦うことになります。転生する際に、法曹の友人と比べて「より何かを成し遂げられる」「社会的地位や名誉のある職場」を目指したり、予備試験を受け続けたり…といった感じになります。

まずは、自分を見て司法試験の呪いから解放し、より良い職場へ導いてあげましょう。

ラベルの付け方

次に、2のラベルの付けかたについてです。
転職して給与が上がるかは、だいたい「入りたい企業の業界が成長を見込めるか」×「自分のマーケットバリュー」で決まります。
入りたい業界が成長していれば能力が低くても給料は増えるでしょう。逆に、いくら能力があっても、業界がマイナス成長なら給料の増加は見込めません。
このうち大切なのが、自分の能力の方です。
業界の良し悪しは時代の流れによって上がり下がりますが、年齢的なものを除けば自分の能力は自分であげることができますから。

そんななか、「自分のマーケットバリュー」はどうやってあげられるでしょうか。
結局ここが低ければ、「替えのきく社員」になるので安定した地位は得られない。
ですから替えがきかない、「自分はこんなことができるマン」です!って分かりやすいラベルをどれだけつけられるかが重要です。
これがあれば、どんな業界に転職しようが余程のことがない限り一定程度、よい転職ができるでしょう。

自分を思い返してみて、業務の棚卸をしてください。
「自分って人と同じようなことしかしていないな…」とへこむこともあるでしょう。(というか絶対そうなりますよ!なるに決まってる…)
でも、その中にあなたのオンリーワンとなる武器が絶対にあります。
極めるべきスキルや伸ばすべきスキルはオンリーワンのものなんです。それを知ることが重要だと気づかされます。
今後も、オンリーワンを発見するための比較ができるように、私の業務を公開していきます。「自分のほうがここはできているな」って比較して、自分のラベルを見つけてください。

志向を改める

最後に、キャリア志向や大手志向について。
ここは、1で説明した「ロースクール生がかかる呪い」に近いものですが、先ほど述べた「自分のラベル」にキャリア志向や大手志向って邪魔になることも多いです。現状、「俺はGoogle出身だ」「部長経験がある」などのように、会社自体や管理職というラベル自体に価値がある場合もあります。しかし、ITがこれだけ進んだ社会では、そんなラベルは役に立たなくなっていくでしょう。現に、キャリアや大手にとらわれずに自分より稼いでいる人いるでしょ?
Youtuberとか、クリエイターとか。
ですので、今一度、自分にラベルを付けられるかを考えて職場を選んでいただきたい次第です。(かといってこの本の事例のようにベンチャーがよいと言うわけではないですよ!)

まとめ

以上の理由から、ロースクール卒業生でまともに就活してこなかったけど転職を考えている人は、この本を読んでみる価値はあると思います。
私もこれを読んで今の会社に就職することができましたし、転職するには現在の状況を客観視すること、そのうえで考えを柔軟に変えることが求められます。
私のレビューがその一助になればと思います。今後は、転職相談が受けられるようにメールフォームも追加する予定です。

今回は以上となります。最後までつたない文章を読んでいただき、まことにありがとうございました。