若手法務が知りたい!契約書を見る前のポイント

企業法務

どうもこんばんは。

一足先に冬休みを迎えることとなり、今までの疲れがドバっと出ています…
今日も契約書を見まくった…
年明け前に改めて自分が大切にしている契約書審査のプロセスを振り返ることとします。

皆さんは、契約書審査の前に必ず行うことはありますか?
(チェックや精査など呼称はイロイロあると思いますが、ここでは「審査」で統一します。)

私の場合は、主に3つの「オキテ」を定めています。
皆さんのオキテとの違いやずれがないかご参考にしてください。

第一「相手はどこかチェック」


以下の画像を確認してください。

これは任天堂のサイトから取得した会社概要です。
私の場合、 営業さんから契約書の審査を依頼された場合、締結先企業をまずググって、次の通り確認します。

  1. 前カブ、後カブの記載ミスないように企業名を確認
  2. 事業内容+社内のどこの部署からの締結依頼かによって、「○○の案件かな」と小耳にはさんだ情報と結びつけたり、実際の取引の流れをイメージしやすくします。
  3. ここは、絶対にチェックです。業種にもよりますが、下請法適用の有無を確認(簡単に、「3億以下」は要注意!というアンテナを張っておきます。)
  4. 場合によっては契約書住所を事業所所在地にしたりしてくることもあるので、今回の契約名義とずれがないか確認
  5. 代表者を見て代表権をもっている(であろう)人と、今回の契約名義とずれがないか確認(なお、また記事にしますが自社の名義人との地位のすり合わせにも使ったりします。)

第二「過去の契約書を探すべし」

次に、先方と契約締結の痕跡がないかデータベースをあさります。
データベース化されていない、契約書保管ができていない場合は地獄を見ます

運よく契約書を発見できた場合は、先方のテイスト、つまり当社ひな形と条項の違う部分や「言い回し」、「漢字の使い方」などの癖を見ます。
契約書の言い回しや句読点をいちいち修正する人がいますが、自分がやられたらイラっとしますよね?
ですので、これって結構大切で相手が不快に思わないような修正をするためのエッセンスになるんです。

第三「営業担当者のもとへ」

最後に、営業担当者の元へ行って、話を聞いてください。
電話やメールでもよいですが、自分は営業担当者と自分の時間が許す限り実際に合うようにしています。
生きている話を素直に聞くためです。
(ここが一番大切)

営業さんは「法務をめんどくさい相手」だと思ってることが多いです。
(まぁ実際に会いに行くこともめんどくさい一部かもしれませんけどそれは置いといて…)
こちらがうるさいこと言わなければ、すんなり取引始められますからね。

ですからいきなりメールを送ることにはリスクがあったりします。
時間がない中、返信するのもストレスだし、なぜ根掘り葉掘り聞かれるんだと思われます。
また、法務あるあるだと思いますが、できる限り正確な情報を得ようと、何度も長文メールを打っていませんか?営業さんから白黒回答を求められているのにだらだらグレーな返事をしてませんか?
これも営業さんの気持ちを逆なでする部分です。
ただでさえ冷たく感じる文章のやり取りでは、経験則上会って話すよりもうまく引き出せないことが多かったです。
「メールじゃなきゃエビデンスが」というなら会話した後にプチ議事録作って責任者をCCに入れて回覧すればよいだけですから。
実際会って、膝ついて話聞けば真摯な姿勢って伝わりますし、何しろ取引や扱っている案件、これだけお金が入るんだ!、魅力的な製品なんだ!と営業さんは誇りを持っているわけですから、向こうも真摯に話してくれます。

余談ですが、対応した案件が終わった後も廊下ですれ違う時に 「取引順調ですか?」「今度はどんな相手、案件ですか?」 と話せばなおよしです。
こうした会話から現在の取引でリーガルリスクが発生しているかわかりますし、次の案件の事前準備もできますからね。

そしてやっと契約書の修正へ

ここまでして、やっと具体的に契約書を見ようかってなります。
もちろん時間都合で省略することはあるし、ぶっちゃけ契約書に「軽い」「重い」はあると思っているのでやらないこともあります。 ですが、気持ち的にこの姿勢を忘れたことはありませんね。 
一応、できる限りの即日回答を売りにしているので、これで一日複数件こなしています。

記事が長くなり申し訳ありません。
いやー小さなころから国語が苦手なのでブログって本当に難しいですね。
始まったばかりであまり魅力のない当サイトですが、それでも何回も書き直したりしています。
文章力・起案力向上につながればと思うのですが…道は遠いですね…

なぜ国語苦手なのに法務やってんだっていうツッコミはなしにしてくださいね。
それでは、本日は失礼します。
皆さん冬休み楽しんで。